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2008年12月21日

爆鎮完了 男だらけの映画祭り(ちょいとネタばれあるかも・・ないかも)

先日仲のいい元同僚たち4人で新宿ピカデリーにレスキュー・フォース、地球が静止する日、Wall−Eを見に行きました。さすがにラストのWall−Eは疲れてしまいましたが、3本ともなかなか見応えありました。

res.jpg

 まずはレスキュー・フォースですが、これは期待通りの出来でした。話もテンポがよく子供も大人も十分楽しめると思います。実際会場の9割5分以上が親子連れで、自分たちは完全に浮きまくっていたわけですがwそれはさておき、以前自分は「レスキュー・フォース 爆裂ムービー マッハトレインをレスキューせよ!」 トレーラーの記事の最後に「まだいろいろ書きたいことはありますが、とりあえずはこの辺で。」と締めていました。で、一応もう公開されエンドロールにも名前が出ているので書きますが、自分も本作品に参加しています。担当した部分は藤岡弘演じる刑部零次のR0が操縦する新型大型ビークルのゼロ・ファイヤー(トレーラーの最後あたりの赤いやつです)の登場から、中型ビークルが発進するところまでのエフェクト、ライティング、コンポジット、レンダリング管理などなどです。

 エフェクトは煙系は90パーセントFumeFXであとは実写素材を使っていて、割れた岩の破片などはRayFireで製作しています。まあ特筆すべきことは殆どしていないですが、高速で長距離を移動するオブジェクトに対してのFumeの使用はやっぱりきつくここら辺の調整に苦労したものです。クオリティ重視すると自然と計算負荷が高くなってしまいます。あとTVシリーズなどを見ている人ならよくわかると思うのですが、各ビークルのモデリングの作りこみがこれまた半端じゃなく細かいんですね。もちろんゼロ・ファイヤーも超細かいです。で、激重のゼロ・ファイヤーから激重のビークルが5台出てくるわけで、それはもうどえらいことになってしまいました。でもこの仕事を通して「パーティクルフローの特定のイベントにだけFumeFxを発生させる方法」「FumeFXとVrayとパーティクルフローのシェイプインスタンスを同時に使用しているシーンで、シーン情報の保存を用いてシーンを効率的に管理する方法と裏技」などの発見もできたわけで、かなり収穫のある仕事だったと思います。

 まあ自分がやったところはそんなたいしたことないからさておき、にラストの銀座上空の空中戦はかなり必見だと思います。詳しくはよく分からないのですが、どうやって眼下のビル街の環境を再現しているのかが気になるところです。ある程度の範囲はがちんこで作ってるぽい気もしますがどうなんでしょうか。また他にはマッハトレインのデザインをアニマロイドディレクターの北田清延さん、メタルトレインのデザインを早野海兵さんが担当していたりもします。

510_sphere.jpg

 さて次は「地球が静止する日」ですが、映像的にはやはり非常によく出来ていました。脚本はちょっと賛否あると思いますが。VFXはWETA以外にもcinesiteやハイドラックスやその他いろいろのプロダクションが参加していました。しかしまあパーティクルとキアヌ・リーブスの組み合わせは完全にコンスタンティンなわけで、そこら辺はちょっと突っ込みどころですね。でもまあエフェクトマンな人は見ておいて損はない作品だと思います。

WALL.jpg

 ラストはWall−Eですが、これはもう全てにおいて完璧な出来でした。強いて言えば背景や質感のフォトリアル感に対してエフェクトがやや付いていっていない感じはしましたが、まあそれは些細なもんだと思います。とにかくWall-Eの表情がたまらなく、ロボットでここまで感情表現できるのかとびっくりしてしまいます。あと隠れ背景職人の自分としては背景の情報量が異常に凄いのにびびりました。これは勝ち目がないというか。レンダリング時間どれくらいなのか気になります。とりあえずWall-Eに関してはそれほどテクニカルな面での情報がなかったりするんですが、追々そういうのがでてきたらピックアップしてみたいと思います。とりあえずは以前書いた「シーグラフ2008 5日目」の記事でピクサーのボリューメトリックレンダラーのAtomosに関して少し記述しているのでそちらをどうぞ。



posted by けゑ at 11:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画
この記事へのコメント
はじめまして、TAKKの前と申します。
技術的に中身の濃い内容でいつも拝見させていただいております。
実はワタクシも「レスキュー」にコンポジターとして参加しておりまして、
記事を見てびっくりしました。

いやー、あのFume煙は良かったです。
確かにあのシーンは激重ですね(笑)
お察しいたします・・・。
映画の方もヒットしてくれるといいですね、ではでは。
Posted by TAKKの前 at 2008年12月23日 16:53
>TAKKの前さん どうも始めまして。いつもブログ見て頂いてありがとうございます。TAKKの前さんもレスキューやってらしたんですか。いやー、結構大変な仕事でしたがかなりいい出来になったと思いますね。レスキューと言えばやっぱり実写素材を使いこなしたコンポジットが凄いという印象なんですね。TVシリーズの何話かは忘れたんですが、レスキュードーザー登場の時のドリフトの煙が異常に凄かったのを覚えています。

 自分がFumeを多用してたのはそういう鬼コンポジットがまだまだできないからだったりします。でも個人的にはゼロ・ファイヤーのドリフトは結構いい感じになったかなと。アニメーションもいいものを付けてもらってたし、ここは監督にも喜んでもらえたようです。

 とりあえずは映画ヒットして欲しいものです。で、もっとTVシリーズの方にも予算がガンガン回ってくれればいいですね。

 
Posted by けゑ at 2008年12月27日 10:51
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